ポリカルチャーの皆様

桜の季節は終わってしまいましたが、
これからは紫陽花を皮切りに
花菖蒲、キキョウ、くちなしなど様々な花が開花し、
いよいよ夏に向けてパワー満開の季節到来です。

さて、6月のポリカルチャーは、
最近では雑誌「ゲーテ」の辛口ミシュラン批評で
話題を呼んでいる作家の宇田川悟氏を迎え、
麻布十番「レシュー」の伝統的フレンチを味わいつつ、
日本でのフランス料理の長い「興亡史」を、
歴史の生き字引のような宇田川先生と一緒に
ちょいと探索してみよう、という企画です。

日本人がいかにフランスにあこがれつつ、貪欲に
フランス料理を吸収し自らのものにしてきたか。
ここ数年、ミシュラン上陸で揺れた日本のフレンチ興亡史の
裏に隠された数々のエピソードが聞ける、またとない機会です。

宇田川先生は、自ら公言されているように
全身100%のフレンチ派ですが、
料理・文化評論でいま一番脂が乗っている氏と
直接話しができる絶好の機会ですので、
フレンチだけでなく和党もイタ飯派も、ぜひぜひ奮ってご参加ください!

日時: 6月19日(金) 19:30集合
場所: レストラン「レ・シュー」
 港区麻布十番2−8−12−1F
 03−3452−5511
 http://hwm8.gyao.ne.jp/leschoux/
地図: http://hwm8.gyao.ne.jp/leschoux/map.htm
交通: 東京メトロ南北線都営大江戸線麻布十番駅」4番出口徒歩5分 大丸ピー
コック斜め前
ゲスト: 作家 宇田川悟(うだがわ さとる)
テーマ: 
「東京フレンチ興亡史〜明治の西洋料理からミシュラン上陸まで」
宇田川氏 曰く
 『2007年、約100年の歴史をもつミシュランが東京に初上陸した。戦後60数
年、フランス的価値観に基づくブランドとしての文学や美術、映画やファッションなど
様々なジャンルの文化が日本に浸透したが、それらブランドより遥か以前、明治期にす
でにフランス料理というブランドは東京に進出した。その総決算であり最終兵器がミシ
ュランである。1872年(明治5年)、天皇が肉食宣言して以降、日本は「欧米に追
いつき追いこせ」を目標に掲げた。その最前線で日本人が憧憬したのが世界に冠たるフ
ランス料理だ。日仏交流150年の折柄、東京におけるフランス料理の勃興・台頭・発
展について考えたい。』

プロフィール
 1947年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。作家。フランスの社会・文
化・食文化に詳しい。ブルゴーニュワインの騎士団、シャンパーニュ騎士団、コマンド
リー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任。
著書に、『書斎の達人』(河出書房新社)、『フレンチの達人たち』(幻冬舎文庫)、
『超シャンパン入門』、幕末からミシュラン上陸まで150年のフランス料理の歴史を
描いた『東京フレンチ興亡史』(共に角川oneテーマ21)など多数。雑誌「東京
人」(都市出版)で、コラム「Monsieur宇田川の東京・食散歩」を連載中。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%89F%93c%90%EC%8C%E5/list.html

参加費:7000円 (学生5000円)
参加申し込み:下記ホームページからお願いします。
 http://www.polyculture.net/login.htm
パスワード: gastro
(1)申し込みは上記ホームページからお願いします。
(2)6月13日以降のキャンセル、通知なしの欠席の方は、7000円徴収
となりますので、ご注意くださいませ。
www.polyculture.net
6月幹事: 天野 芳彦、周 剛